漆喰と新しい塗料

漆喰と新しい塗料

漆喰と新しい塗料 外壁塗装は、一般的にアクリルシリコン合成樹脂やなどの化学塗料を用いた塗装が主流ですが、現在では太陽の光を効果的に利用しラジカル制御するハルスや光触媒を使用したハイブリッド塗料に加え、日本古来から外装塗装に用いられて来た漆喰も人気です。漆喰は、主成分の水酸化カルシウムに収縮防止の為の食物繊維の「すさ」や接着力と保水力を高める「海藻のり」などを用途に合わせて添加物を混ぜる事が可能な点が特徴であり、モルタルなどの下地に熟練した技術を持つ左官屋が丁寧に塗りあげて仕上げます。

この外壁塗装は、壁に使用される際には3mm〜5mm程度の薄塗りで仕上げるのが一般的ですが、モルタルなどの下地に直塗りする際には10mm〜20mm前後の厚塗りで外壁材の繋ぎ目に隙間が生じない様に仕上げる塗料です。この外壁塗装は、一般的な化学塗料に比べて速乾性が著しく劣っている事から乾燥に数日かかるデメリットがあり、化学塗料でありながら同様の風合いを実現した「ジョリッパシリーズ」や「グラナダシリーズ」などが大手メーカーから市販化されています。

外壁塗装で漆喰を使用する際に注意すべきデメリット

外壁塗装で漆喰を使用する際に注意すべきデメリット 漆喰を外壁塗装に使用した場合、耐久性の強化をはじめとする様々なメリットが期待できますが、その一方でいくつかのデメリットがあるというのも事実です。例えば、漆喰はその性質から、気温・雨風といった天候の影響を非常に受けやすいため、塗装された外壁には劣化による「ひび割れ」を起こすことがあります。

さらに表面にひっかき傷がつきやすいという弱点を持ち、外壁塗装を施工した後の独特の匂いが気になるという声も多く聞かれます。塗装後の乾燥にも時間を多く取らなければならないため、他の壁材と比べて施工時間が長くなってしまい、仕上げの作業にも熟練者の技術が必要なため、結果的に施工費用が高くついてしまう可能性もあります。

また、真っ白に塗装された外壁は汚れも目立ってしまう上、水分を吸収する「調湿作用」という性質から水分を含んだ汚れが外壁内部に染み込みやすく、早急に対処しないと汚れが落ちなくなってしまうため、日頃から細心の注意が必要です。